目次
前回の記事では、目標とは何か?など用語の定義をした。
目標を達成する方法『ザ・コーチ 最高の自分に出会える「目標の達人シート」』に学ぶ ステップ1
振り返り:目標を達成するためのステップ
夢を書き出す→夢を実現する目的やゴールを書き出す→ゴールに到達するための目標をいくつか決める→行動を促進するビジョンを持つ
本記事では、なぜ目標設定がうまくいかないのかを書いていく。
自分に当てはまっていないかを確認してみよう。
目標設定がうまくいかない理由
・自己効力感不足
自己効力感とは、つまりは自分はできるという自信や前向きさである。
自己効力感は、他者から認められたり感謝されたりする経験を小さい頃にしておくことがひとつの要因となる。
しかし、結果のみを見られて評価されたり、レッテルを貼られたり、比較して見下されたり、人格否定をされた経験があると、自己効力感は育たない。
自分は夢やゴールを達成できない無力な人間だと思い込んでしまうのだ。
しかし、夢やゴールとは、ほかの誰かになろうとするものではなく、自分の成長と幸せのために設定するものだ。
・無知
目標の立て方や達成するための方法をしらないこと。
自分で目的をみつけ、ビジョンを描き、それを達成するために行動する体験や経験を積めていないのだ。
・恐怖
選択と決断ができない。
夢やゴールを決めた時、ほかの無限の可能性を手放すことになる。
本当にこの夢でいいのか?本当にこのゴールを設定していいのか?できるのか?
そこに選択と決断ができず、結局何も出来なくなってしまうのだ。
そう、いくら頭でわかっていても感情によって人は動かされてしまう。
ブレーキを外す方法
・スモールステップ
夢や目的が大きすぎると、そこを目指してもなかなか達成できない。
いきなり、エベレストに登ることが難しいように、いきなり大きい夢に挑むと大きなブレーキが掛かってしまうのだ。
そのため、まずは小さなゴールを数多くたてて、クリアしていく。そして、次に大きなものに挑戦するのがスモールステップだ。
・完璧主義にならない
結果はコントロールできない、目標は再設定してもいい、目標はいくつでも立てられる。
1つのものにこだわって完璧にするために時間をかけるのももちろんいいだろう。
しかし、慣れないうちは、完璧主義にならないことが、ブレーキをかけないコツだ。
ゴールへ向かう道筋は無限にあるのだ。
いくら夢やゴールを決めたからといって、ほかの可能性を全て捨てるわけではない。夢やゴールを変えてもいい。
さらに、一度、夢やゴールに向かう経験をすれば、すべて次につながるのだ。
組織におけるジレンマ
会社で仕事をしている人は、いや会社ではそれは難しいと思うだろう。
なぜなら、目的や目標は組織が決めるものだからだ。
その時点で、モチベーションは下がり、受け身になってしまう。
会社のためと自分のためがうまく重ならなければ、これは解消できない。
どうすればいいか?
それは、自分の目的と会社の目的の共通点や接点を見つけ出して設定することだ。
これは組織での人材育成にも当てはまる。
ただ、会社のゴールや目標を、押し付けるのではなく、話を聞き、できるだけ個人のゴールや目標との接点を持たせることが、大事だ。
以上が、夢やゴールに対するブレーキとその対応策だ。
前記事を読んだ人は、夢リスト100はできただろうか?
次のパート3では、どうやってゴールを設定すれば有効なのかを書いていく。
続きはこちら。
効果的な目標設定のコツ『ザ・コーチ 最高の自分に出会える「目標の達人シート」』に学ぶ ステップ3 - 教養を身につける旅へ