私はこのブログで、夢や目標や趣味もない平凡な人生、受け身の人生を今まで送ってきたとしても、20代から何かを成し遂げることができるのかを実験したいと思っている。
実験を進めるにあたって、まずは自分の人生を振り返ってみた。
- ゲームに熱中していた平凡な10代
- ゆとり教育真っ只中
- "挫折の高校時代"と"変わろうとした大学時代"
- あまのじゃくな就職活動
- 3年以内に転職
- 本当のベンチャー企業に就職
- 教養をつけろ、自分で考えて行動しろをブログで実践
ゲームに熱中していた平凡な10代
私は群馬県のど田舎で生まれ育った。ひとつ特別なことがあると言えば、双子だったということくらいだろう。
少年時代は、友達と秘密基地をつくったり、ゲームをしたりととにかく普通に楽しんで育った。
この時の私は、まあクラスの中では中心でもなく外側でもなくいわゆるギョロ充的な立場にいた。
まあ中心から外れるのも怖いし、だからと言っておもしろいことを発信したり運動ができたわけでもない。
この時、特に熱中したのが"ゲーム"だった。
「21世紀最大の発明だ!」と言って、毎日毎日ゲームに熱中した。
特にハマったのが、ドラゴンクエスト、モンスターファーム、メダロット、牧場物語、アストロノーカなどなど。
ゲームの何が好きだったのか振り返ると、それは"達成感"である。
レベルが上がる、能力が上がる、技を覚える。時間をかければかけるだけ成果が出るということに喜びを感じていた。
ゆとり教育真っ只中
この頃、教育はというとゆとり教育真っ只中だった。教科の範囲は削減され、土曜日は休みになった。
ゆとり教育の影響かどうかはわからないが、私は自分で自分のことを決められない人間に成長していった。
友達に誘われたからサッカークラブに入り、惰性で続けた。
親から言われて、公文式の塾に入り、ECCに入り、スイミングスクールに通い、学研を取った。
中学校も友達が入るからとテニス部に入った。
そして、高校受験。塾の先生や親に勧められた学校へ受験した。
ここまでは一切、自分で意思決定した経験がない。
ただ、思春期に入り、自分ではなにもできないくせに、理屈めいたことを言うようなうざい青年になっていた。
"挫折の高校時代"と"変わろうとした大学時代"
高校時代、周りには優秀な人間ばかりであった。全国的には珍しい男子校だったのだが、変なやつばかりだった。
どんな食べ物にもラー油をかけるやつ、陸上や水泳大会でコスプレしてくるやつ、黒板にアイドルのポスターを貼るやつ、フィギュアを机の上に並べるやつ・・・
圧倒的な個性を前に自分の特徴のなさにコンプレックスを抱いた。
試験でも普通より悪いくらい、何か熱中しているものもない、将来進みたい道があるわけでもない、ここから何をするにも妥協をするようになっていった。
文系理系の選択では、先生に「文系が向いてそう」と言われて文系にした。
大学の選択では、とにかく東京に行きたかった。
特に理由はなかったのだが、東京に行けば自分も特別な何かになれると思っていたのだ。
そして希望通り、東京の大学に入り、夢見た学生生活が始まった。
しっかり勉強して、特別な人間になろうと意気込んでは見たものの、イベントサークルに入り、自堕落な生活を送っていた。(毎日ニコニコ動画ばかりみてた)
その中でも、他のみんなとは違うんだと思いたくて、大学外の活動に参加したりした。
夢をかなえるゾウみたりとか自己啓発系の本をたくさん読んだりもした。
しかしここでも同じ課題が訪れる。
自分で発信して何かをするということができなかったのだ。
だから何をするにも誰かのレールに乗るばかり。
打破したくてFacebookの友達を増やそうとしてみたりとか、まあ色々とベタなことをやっていたけど意味がなかった。
そして、ゼミ選びやコース選びでも、特別でありたいと斜に構え、人数が少なくて人気のない方を選んだ。
これは、自分の意思決定をして失敗することが怖かったからだ。
思えば人生ずっとそう、自分の選択に傷つくことを恐れて、自分の人生を生きることができていなかった。
多くの人が若い頃に失敗したほうがいいとアドバイスするのは、「自分の意思決定をたくさんしろ」ということだと今になっては思う。
あまのじゃくな就職活動
就職までの間、特別になろうと海外に行ったり、学生団体に入ったり、座禅を組みに行ったりとか本当にいろいろやった。
しかし、4年間というのはあっという間、結局なにも成し遂げないまま就職活動になった。
友達は、インターンに行ったり、先輩に聞いたりと着々と準備していたが、私はひねくれて何もしなかった。
就職先選びでも、とにかくみんなが受けないベンチャー企業を受けた。
成果をあげて起業してやるぜ!くらいになめていた。
ろくにも調べてなく、リクナビのよさそうなところをいくつか受けた。
広告費を出している会社が優先して表示されているなんてその時は知りもしなかった。
とにかく世間知らずだった。
そして意識高そうベンチャー企業に就職した。というかベンチャーではなく中小企業だった。
3年以内に転職
入った会社の生活は、想像していたものと180度違った。
会社説明や集客のインターンに参加しても会社の内部なんてわかるはずない。
活躍してバリバリ稼ぐという意気込みは3ヶ月には、会社に行くのがもう嫌になっていた。
失敗する、怒鳴られる、終電近くに帰って寝る、朝は6時起きみたいな生活を毎日送って精神がおかしくなっていった。
そして2年目に"辞める決意"をした。何も考えていなかった、とにかく辞めたかっただけ。
要は"逃げ出した"のだ。
自分は特別な人間ではないんだということをやっと自覚した。
本当のベンチャー企業に就職
その後、知り合いのつてで少人数の企業に入った。(これが本当のベンチャー企業)
ここで本当にいろいろな経験をさせてもらっている。
ミュージカルしたり、クラウドファンディングしたり、企画を考えたり、営業したり・・・
そして生活も変わった。周りのメンバーに刺激を受け、自分の人生をなんとかしたいと本気で将来を考えられるるようになってきた。
やっと"自分で考えて行動"ができるようになった。
例えば、わからないことだらけで、本をたくさん読むようになった。
しかし、すでに26歳。
何かを始めるには年齢なんて関係ないというが、さまざまな可能性がなくなってきていることには焦りを覚え始めていた。
なにかしらやんなきゃ!と意気込んでみてもなにも続かない。
そんな時たまたま手に取った本が、このブログの発端となった「仕組み仕事術」という本だ。
「どうにか人生を向上させたい、自分で何かを成し遂げたい!」
それには自分で考えて行動して失敗してを繰り返す、仮説検証を経験することが必要だと気づいた。
教養をつけろ、自分で考えて行動しろをブログで実践
まずはこれしかないと思った、だから自分の考えをアウトプットする習慣、振り返る習慣を持とうと思った。
そして、今知らないたくさんのことを知っていくことだと思った。
そのためには、自分で決定する回数を増やすこと、自分で発信することを増やすこと、自分の考えを整理する時間を設けることが必須だと考えた。
それを可能にするひとつの手段がおそらく"ブログ"だ。
このブログで私は、自分が身につけた教養や考えたこと、思ったことを発信しながら、自分で考えて行動できるようになったらどうなるのか?人はどう変わって行くのか?を書き留めて行きたいと思う。
教養を身につけるための道しるべはこの本から考えた。
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