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スバル、神戸製鋼で改ざん・偽装の不正相次ぐ理由とは?【天声人語より】

今日の天声人語は、「スバルの無資格検査など相次ぐメーカーの不祥事」について。

(天声人語)スバルでも無資格検査:朝日新聞デジタル

 

特に神戸製鋼は次々と不祥事が見つかっている。 

今回は、不祥事の概要となぜ不祥事が起きているのかを権力格差という観点から考察していきたいと思う。

 

industry

スバル、神戸製鋼で改ざん・偽装などの不正

世界的に見ても完璧な品質管理の日本メーカーの印象が剥がれ落ち始めている。

神戸製鋼所では、データの改ざんが相次ぎ発覚し、一部の製品ではJIS認証が取り消されている。自動車でも日産に続き、スバルが30年以上も無資格の従業員に検査をさせており、それが正しい手続きであるかのように偽装されていた。

「どうせこのくらいのことはみんなやっている」このような雰囲気が蔓延してなければいいのだが。

 

 

※JIS認証とは?・・・日本工業規格のこと。鉱工業品に関する国家規格であり、経済産業省が管轄する。民間の第三者機関によって認証を受け、JIS認証を表示する。JIS認証を受けた製品は品質管理体制や製品が規定された基準に適合していることを表すため、安全や高品質などの信用を示す基準となる。

 

神戸製鋼・日産・スバルの不祥事とは?

 

神戸製鋼所で起きたのは「データの改ざん」である。

 

どういうことかというと、子会社であるコベルコマテリアル導管の秦野工場で生産された製品にJIS規格の基準を満たしていないものがあったにもかかわらず、それをJIS規格表示に変えて供給していたのだ。

 

さらに、機械事業部門にデータの改ざんや検査省略、海外でも同様の行為があった可能性があったとして新たに4件の不正が発覚したのだ。

 

株式会社神戸製鋼は1905年創業で100年以上の歴史をもつ、日本を代表するメーカーである。

この歴史ある大手メーカーから不正があったとして、大きく取り上げられていたのだ。

 

日産・スバルの不正

日産の不正については、国内向けの車両の完成車検査が「無資格の従業員」によって30年以上も行われていたことが発覚した事件である。

 

さらに、湘南工場、神奈川や栃木、九州にある工場でも同様の問題が発覚したことで、出荷を2週間停止することが発表された。

 

そして、120万台に及ぶリコールにまで問題が広がった。

 

スバルも同様で、無資格の検査が常態化していたことが明らかになった。

こちらも25万台のリコールにつながる可能性がある。

 

組織の問題か?

みなさんは権力格差指標PDIを知っているだろうか?

 

権力格差指標とは、オランダの心理学者ヘールト・ホフステードが定義した指標であり、目上の人に対して反論や意見をする行動に対する心理的抵抗の度合いを表すものである。

 

各国のIBM社員のみを対象にした調査だったので、必ずしも正確とは言えないが、大きな示唆を与えてくれる。

 

この調査により、各国で、管理職と部下の仕事の仕方やコミュニケーションが大きく異なることやそれが仕事に影響を与えることが発見された。

 

先進国のスコアはこうなっている。

(大きい方が、権力構造が強い)

 

韓国:60

日本:54

イタリア:50

アメリカ:40

イギリス:35

 

特に、欧米では低く、アジアでは高かったという。

これは風通しの悪さを表しており、上司に物申せない組織風土を生み出す。

 

働いている人には納得してもらえるだろうが、日本では上司の意見が絶対だ。

そして部下の意見は通りづらい。

 

これがピラミッド型になっていて、上の人もその上の人には逆らえない。

 

小さい企業ではわからないが、特に日本の大企業はこのような体質であろう。

 

今回の不正の発覚は、もしかすると日本の権力格差社会が変わるひとつの現象を見たのかもしれないが、権力格差がある組織の悪いところを示していると思う。

 

天声人語でも最後に書かれていたが、間違いなく他の企業も同じような不正をやっているだろうと推測できる。

 

日本社会はまさに今節目なのかもしれない。

 

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