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「ジンバブエ ムガベ大統領の退陣要求の理由」【天声人語より】

今回読んだのは最近ニュースになっている退陣を要求されているジンバブエのムガベ大統領の記事です。

(天声人語)アフリカの墜ちた偶像:朝日新聞デジタル

 

目次

 

ムガベ大統領が退陣へ?

経済が破綻し、人々が外国へ出ていく。ジンバブエ生まれの作家ブラワヨさんの小説でも克明に現代のジンバブエが描写されている。大学を出ても就職できず、超インフレで紙幣は紙くずに。実権を40年近く握ってきたムガベ大統領(93)が軍に軟禁。市民も議会も退陣を求めているが、年の離れた妻に政権を譲る動きもあるという。一時期インフレ率は5千億%に達した。若者たちが外国に出ずに国にとどまり、国を立て直す。その動きにつながることを祈りたい。

 

超インフレ・・・ハイパーインフレーション。インフレとは物価が上昇することで、ハイパーインフレは急激に、月50%以上を超える上昇があることを指す。

 

 

そもそも40年も実権を握っていることに驚きましたが、インフレ5千億パーセントってどんなレベルなんでしょうかね・・・ちなみに歴史の教科書では戦後ドイツのハイパーインフレが有名ですね。

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ムガベ大統領とは?

ジンバブエの初代首相を1980年から勤め、第2代大統領として1987年から勤めています。

 

当時、白人支配されていた国を独立させた英雄と呼ばれています。

 

これについては経緯が長いのでざっくりポイントを書くと、

  • 南ローデシア(現在のジンバブエ)植民地化進む。
  • 1961年、1963年に中国ソ連の支援で植民地化に抵抗する「ジンバブエ・アフリカ人民同盟」「ジンバブエ・アフリカ民族同盟」が結成。
  • 白人のローデシア戦線がイアン・スミスに率いられ、弾圧を実行。1965年、一方的に独立宣言。
  • ゲリラなど抵抗運動ローデシア紛争などもあり、1980年にジンバブエ共和国として独立。

 

ローデシア紛争は、1965年の独立宣言から1979年まで続いたローデシア政府軍とアフリカ人抵抗勢力による紛争です。

 

この時、ジンバブエ・アフリカ民族同盟を率いていたのが、ムガベ大統領でした。

 

ジンバブエ"ムガベ大統領"の40年間

実は2000年代までは、ジンバブエは順調な経済成長が進み、教育水準の向上など国生活レベル向上につながっていました。

「ジンバブエの奇跡」と呼ばれたほどです。

 

しかし、長年続いた政治に暗闇が訪れはじめます。

 

要因:コンゴ派兵

1999年に起きたコンゴ内戦。

コンゴの大統領と親しい関係であったムガベ大統領は派兵を決定。

 

しかし、コンゴ大統領が暗殺されたことなどをうけて混乱が生じ、派兵への反対運動も起きました。

 

にもかかわらず、 ムガベ大統領は派兵に専念したため、ジンバブエの経済が悪化していったと言われています。

 

要因:白人農場を強制収容

当初は黒人と白人の融和を進めてきたムガベ大統領ですが、2000年から政策を打ち出し、白人所有の農場を強制収容しはじめ、黒人農民に分配しました。

 

これが結果として経済混乱を引き起こし、悪化させたと言われています。

 

 

まとめ

以上の経済悪化や長期による政権の独裁や政策という不満も相まって、今回の騒動につながったと思われます。

 

現在は、軍によるクーデターと見られる動きも起きていますが、ムガベ大統領は辞任は表明していません。(2017-11-20現在)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171120/k10011229191000.html